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衛生管理のお供に!汚れを可視化できるSWAB-Pro(スワブ‐プロ)をご活用ください

衛生管理のお供に!汚れを可視化できるSWAB-Pro(スワブ‐プロ)をご活用ください

食中毒対策

衛生管理食中毒

見た目はキレイに見える調理器具や製造ラインも、もしかしたら見えない汚れが残っているかもしれません。

見えない汚れを放置してしまうと、食中毒やアレルゲンの交差汚染などの事故につながるおそれがあります。

SWAB-Pro(スワブプロ)なら、見えない汚れをすぐその場で可視化し、洗浄度をチェックできます。

検査はとても簡単。検査したい場所に綿棒を擦りつけて試薬に入れるだけ。

汚れの有無も試薬の色の変化で確認できるため、誰でも検査できます。

今回は、日々の衛生管理に取り入れたいSWAB-Pro(スワブ‐プロ)の使い方や活用方法、メリット・デメリットや注意点をご紹介します。

衛生管理を徹底したいけど、コストや手間が気になる事業者様はぜひご覧ください。

SWAB-Pro(スワブプロ)とは?

SWAB-Pro(スワブプロ)とは?

《製品概要》
品名 SWAB-Pro(スワブプロ)
試薬 エタノール40%含有
保存方法 直射日光のあたらない場所で遮光袋に入れたまま保管
試薬の本数 1箱(0.5ml×50本入り)
価格 3,300円(日本細菌検査株式会社)

SWAB-Pro(スワブプロ)は、洗浄後の調理器具や製造ラインなどの残留たんぱく質を誰でも簡単にチェックできる検査キットです。

検査対象物を綿棒で拭った後、試薬に浸けて色の変化をみることで、残留たんぱく質の有無を確認できます。

残留たんぱく質が残っている調理器具や製造ラインは、洗浄不十分であることを示します。

そのまま使用してしまうと、食中毒事故になるのはもちろんのこと、アレルゲンの交差接触の恐れがあるので大変危険です。

SWAB-Pro(スワブプロ)があれば、検査対象物にある目に見えない残留たんぱく質の有無を可視化できるので、事故を未然に防げます。

またSWAB-Pro(スワブプロ)は、試薬を検査対象物に直接塗布する必要がありません。

検査後に残量たんぱく質が検出されなかった場合は、すぐに製造を稼働できます。

SWAB-Pro(スワブプロ)の活用方法

SWAB-Pro(スワブプロ)は調理器具や製造ラインの洗浄効果をたんぱく質の有無で確認できます。

SWAB-Pro(スワブプロ)のたんぱく質検出感度は高く、10ナノグラムという少量のたんぱく質も見逃しません。

これは、他のたんぱく質検査キットと比較しても高い値です。

SWAB-Pro(スワブプロ)比較表

引用:SWAB-Pro(スワブ‐プロ)lp01-日本細菌検査株式会社

たんぱく質は細菌やカビの栄養分になったり、アレルゲン残留のサインになったりするため、調理器具や製造ラインに残ったまま稼働をし続けると事故のリスクが高まります。

SWAB-Pro(スワブプロ)を調理器具や製造ラインの洗浄後または稼働前に使用すれば、事故リスクを低減させるのに役立つでしょう。

またSWAB-Pro(スワブプロ)は従業員の洗浄・清掃のチェックにも役立ちます。

洗浄不足をすぐその場で可視化できるので、従業員の洗浄・清掃指導にも活用できます。

逆に清潔である(残留たんぱく質がない)ことも確認できるので、従業員の衛生管理のモチベーション維持にもつながるでしょう。

SWAB-Pro(スワブ‐プロ)の使い方

SWAB-Pro(スワブ‐プロ)は4ステップで検査が完結します。

SWAB-Pro(スワブ‐プロ)の使い方

  1. SWAB-Pro(スワブ‐プロ)の上部を破り、綿棒のみ取り出す
  2. 検査対象物を綿棒でよく拭き取る
  3. 拭き取った綿棒をSWAB-Pro(スワブ‐プロ)に戻し、試薬の仕切りを突き破る
  4. 試薬の反応を確認する

それでは、写真付きで詳しく見てみましょう。

1.SWAB-Pro(スワブ‐プロ)の上部を破り、綿棒のみ取り出す

SWAB-Pro(スワブプロ)使い方-1

!ポイント

取り出すときに綿棒の球体部分を触らないよう注意!触ってしまうと手に付着している汚れを検出してしまいます。

2.検査対象物を綿棒でよく拭き取る

SWAB-Pro(スワブプロ)使い方-2

!ポイント

綿棒は軽くしなる程度で、検査対象物を隅々まで拭ってください

3.拭き取った綿棒をSWAB-Pro(スワブ‐プロ)に戻し、試薬の仕切りを突き破る

SWAB-Pro(スワブプロ)使い方-3

!ポイント

試薬の仕切りを突き破るときには、少々力がいります。力を入れ過ぎて試薬の袋が破れないようご注意ください

4.試薬の反応を確認する

SWAB-Pro(スワブプロ)使い方-4

!ポイント

試薬が反応せず黄色のままである場合は陰性(残留たんぱく質なし)。試薬が反応し、緑または青緑に変色したら陽性(残留たんぱく質あり)です。

SWAB-Pro(スワブ‐プロ)のメリット・デメリット

残留たんぱく質の有無を検出できる、SWAB-Pro(スワブ‐プロ)のメリット・デメリットを見てみましょう。

SWAB-Pro(スワブ‐プロ)のメリット

スワブプロの最大のメリットはコスパが安いことです。

1本あたり60円、製造開始前に毎日チェックしたとしても1ヶ月にかかるコストは、1,800円しかかかりません。

調理器具や製造ラインの洗浄度を数値化するATP検査は、試薬1本あたり120円~490円、毎日チェックしたとすると1ヶ月にかかるコストは3.600円~14,700円にもなります。

さらにATP検査では、測定機器の価格が10万円前後かかります。

測定機器など本体なしで、すぐ・その場でチェックできるのもスワブプロのメリットの1つです。

また、検査対象物の洗浄度が試薬の色の変化でチェックできるので、誰にでも任せられます。

SWAB-Pro(スワブ‐プロ)のデメリット

SWAB-Pro(スワブ‐プロ)のデメリットは、検査対象物の残留たんぱく質の有無しか確認できないことです。

ただ、残量たんぱく質の量やたんぱく質に潜む食中毒菌の種類はわからないため、より詳細な検査結果が知りたい事業者様は食品微生物検査やATP検査なども検討してみましょう。

SWAB-Pro(スワブ‐プロ)の使用上の注意点

SWAB-Pro(スワブ‐プロ)は誰でも簡単に使用できますが、以下の注意点を守らないと適切な検査結果が出ません。

検査対象物の洗浄剤をしっかり落とす

スワブプロ使用のタイミングは、検査対象物の洗浄後です。

検査対象物に洗浄剤が残ったまま、スワブプロを使用すると洗浄剤に含まれているたんぱく質に反応してしまう恐れがあります。

その結果、検査対象物に残留たんぱく質がなくても、【汚染されている】という結果が出てしまうのです。

洗剤の洗い残しも汚染の原因の1つと言えます。

調理器具や製造ラインを洗浄する際には、スワブプロを使わなくても洗浄剤をしっかりと落とすようにしましょう。

手洗い後の検査には使用できない

SWAB-Pro(スワブ‐プロ)は調理器具や製造ラインなどの洗浄度検査に使用できますが、手洗い後の検査には使用できません。

なぜなら、SWAB-Pro(スワブ‐プロ)のたんぱく質検出感度が高く、手のシワに入り込んだわずかなたんぱく質も検出してしまうからです。

そのため手に付着している残留たんぱく質をゼロにするのは難しいでしょう。

残留たんぱく質があるから…と手洗いを何度も繰り返してしまうと、手荒れの原因となり黄色ブドウ球菌など別の食中毒リスクが高まります。

手洗いの検査をしたいのであれば、洗浄度を数値で測れるATP検査がおすすめです。

SWAB-Pro(スワブプロ)でよくある質問Q&A

ここからは、SWAB-Pro(スワブプロ)でよくある質問とその回答を4つご紹介します。

SWAB-Pro(スワブプロ)の使用期限は?

製造後30ヶ月(2年6ヶ月)です。遮光袋に入れ、直射日光に当たらない場所で保管してください。

スワブプロの1本あたりの価格は?

1袋50本入り3,300円(税込)なので、1本あたり約60円になります。

低コストでチェックできますので、毎日の洗浄度チェックにお役立てください。

スワブプロの注文から発送までの期間は?

スワブプロの注文から発送までの期間は、発送事情によって異なりますが2日~5営業日になります。

銀行振込の場合は入金次第、発送日をお客様にご連絡するとのことです。

使用後のスワブプロはどうやって処分するの?

使用後はSWAB-Pro(スワブプロ)は一般の燃えるごみとして廃棄できます。

SWAB-Pro(スワブプロ)のご購入はONLINE SHOPへ

日々の衛生管理に役立つSWAB-Pro(スワブプロ)は、eazy hygiene ONLINESTOREで販売しております。

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ABOUT ME
【記事監修】株式会社エッセンシャルワークス 代表取締役 永山真理
HACCP導入、JFS規格導入などの食品安全、衛生にまつわるコンサルティング、監査業務に10年以上従事。形式的な運用ではなく現場の理解、運用を1番に考えるコンサルティングを大事にしている。

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