「飲食店のトイレ掃除の頻度ってどれくらい?」
「飲食店のトイレ掃除を効率よくする方法はある?」
飲食店のトイレ掃除を効率よくきれいにする方法をご存知でしょうか?
今回は、飲食店のトイレ掃除の方法やタイミングを解説します。
この記事を読めば、飲食店のトイレ掃除の方法がわかるので、汚れやすいトイレをよりきれいにできます。
「トイレ掃除は誰でも避けたいもの。しかしながら、行き届いていないとイメージダウンや食中毒のリスクが高まります。」
他店のトイレとの差をつけるアイディアについても紹介しますので、ぜひご覧ください。
目 次
飲食店のトイレ掃除は上から下!外側から内側の順番が基本!
飲食店のトイレは、不特定多数の人が利用するため、感染症や食中毒の発生源になりがちです。
トイレ掃除はこまめに行い、食中毒や感染症からお客様や従業員を守りましょう。
しかしながら忙しい中、従業員の1人がずっとトイレに籠って掃除するわけにはいきません。
トイレ掃除を効率よく短時間で終わらせるには、 上から下・外側から内側の順番 を守りましょう。
順番を間違えると、せっかくキレイに掃除したところに、ほこりやごみが落ちたり、汚いブラシやシートで再び汚してしまったりする恐れがあります。
飲食店のトイレ掃除の順番と見逃しがちなポイントをチェック
飲食店のトイレ掃除の順番はわかりましたが、具体的にはどの場所から、どの順番で掃除すればいいのでしょうか?
ここからはトイレ掃除を6つのステップに分けて、それぞれの掃除の仕方や見逃しがちなポイントを解説します。
トイレ掃除の前に準備するもの
トイレ掃除では、トイレ専用の道具を使います。
なぜなら、トイレ専用の道具を他の場所の掃除用具として使うと、ウイルスや菌をばらまいてしまうことになりかねないからです。
トイレ掃除に必要な道具は次のとおりです
- 使い捨てのゴム手袋
- トイレ用洗剤
- トイレ用ブラシ
- トイレ用お掃除シート
使い捨てのゴム手袋
ゴム手袋を装着することで、掃除する人の感染症予防やウイルスや菌が他の場所に触れるのを防げます。
トイレ用洗剤
毎日、何度も掃除するので、業務用かつコスパのいい洗剤を選ぶことをおすすめします。
トイレ用ブラシ
汚いトイレ用ブラシは、逆にトイレを汚してしまいます。定期的に交換できるブラシや先端が使い捨てできるブラシなどがおすすめです。
トイレ用お掃除シート
毎日何度も掃除するので、コスパのいいトイレ用お掃除シートを選ぶことをおすすめします。
ステップ1:壁・床
トイレは不特定多数の人が出入りするため、意外とホコリがたまりがちです。
トイレのホコリは、 他の場所よりも細菌が約10倍繁殖しやすい というデータもあります。
まずは、ゴム手袋を装着し、壁から床の順にカラ雑巾もしくは、スクイージーでほこりを集めて取っていきましょう。
このとき、床をぬらした雑巾で拭くのはNG!
ホコリの中に入っている菌をぬり広げることになってしまいます。
ステップ2:トイレットペーパーホルダーなど便器以外の場所
ホコリを除去できたら次は便器以外の次の場所をトイレ用お掃除シートを使って掃除します。
- ティッシュホルダー
- ドアノブ
- 水栓のカラン
- 貯水タンク
ステップ3:トイレの蓋
トイレの蓋で汚れがたまりやすい場所は次のとおりです。
- 外側…ホコリ
- 内側…トイレを流したときの水はね
トイレ用お掃除シートで拭き上げましょう。また次の場所も汚れやほこりがたまりやすく、見逃しがちなポイントです。
- 便座との接続部分
- 蓋の側面
ステップ4:便座
便座・便器の汚れは目立ちますし、匂いの発生源にもなりますので、早めの掃除が肝心です。
便座の表・裏はトイレ用お掃除シートで丁寧に拭き上げましょう。
汚れがこびりついて落ちにくいときは、トイレットペーパーに洗剤を浸けて汚れた部分に貼ってしばらく置くと落ちやすくなりますよ。
!見逃しがちなお掃除ポイント
- 便器との接続部分
- 便座の側面
ステップ5:便器
便器の掃除を開始する前に、まずは便器の内側に洗剤を吹きかけておきます。
洗剤に浸け置きすることで、頑固汚れも落としやすくなりますよ。
洗剤を浸け置きしている間に、便器の外側をトイレ用お掃除シートで丁寧に拭き上げます。
外側の掃除が終わればいよいよ便器の内側の掃除です。
トイレ専用のブラシを使い、便器の中を磨き上げましょう。
!見逃しがちなお掃除ポイント
- 温水洗浄便座の噴出部分
- 便器の内側の凹んだ部分
上記は見逃しがちなポイントです。
汚れがたまりやすく、匂いの発生源になりやすいので忘れずに掃除します。
ステップ6:トイレの床
最後はトイレの床をトイレ用お掃除シートで丁寧に拭き上げます。
水で濡らした雑巾で床を拭くとかえって、ウイルスや細菌の繁殖を増やしてしまいます のでご注意ください。
トイレの床にマットを敷いている場合は、こまめに取り換えることをおすすめします。
またトイレ掃除後は、ゴム手袋に手が触れないようにゆっくり裏返しにして廃棄します。
手にウイルスや細菌が付着している恐れがあるので、厨房やフロアに戻る前に丁寧に手洗い、消毒をしてから戻りましょう。
飲食店のトイレ掃除のタイミングは3回
飲食店のトイレは不特定多数の人が利用しますので、最低でも1日3回掃除をします。
!トイレ掃除のタイミング
- 開店前
- 営業中
- 閉店後
開店前や閉店後は、先ほど紹介した6ステップに従って丁寧に掃除します。
営業中は以下のような 簡易清掃をできれば1時間ごとに行うのがベター です。
簡易清掃の方法
- ゴミ箱やサニタリーボックス内を空にする
- 手洗い洗剤やペーパータオルが十分にあるかのチェックと補充
- 手を触れる場所(ドアノブ・ティッシュホルダー・水栓のカラン・ボタン)を掃除シートでサッと拭き
- トイレの蓋、便座をサッと拭き
- 便器内に汚れを見つけたら、ブラシでこすり洗い
簡易掃除をするときも、上から下、外側から内側の順番を守りましょう。
手洗い洗剤やペーパータオルが十分にあるかのチェックも合わせて行うといいですね。
また、営業中に掃除するときはフロアや調理場で使うエプロンや三角巾は外してから掃除します。
なぜなら、掃除中にエプロンや三角巾にウイルスや菌が付着したまま、フロアや調理場に戻ってしまうと、感染を広げる恐れがあるからです。
営業中のトイレ掃除後は念入りに手洗いと消毒をするのを忘れないようにしましょう。
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飲食店のトイレはキレイが当たり前!他店と差をつける3つのアイディア
飲食店のトイレは客席の次にお客様が出入りする場所です。
そのため、キレイで清潔であることはもちろんのこと、 他店と差をつけることでお店のイメージUPを図る こともできます。
トイレ掃除の番外編として、他店と差をつけるトイレのアイディアについてご紹介します。
アイディア1:女性向けアメニティを設置
女性にとってトイレは、化粧直しなど身だしなみを整える大事な場所の1つです。
綿棒や脱脂綿・油取り紙など、 女性向けアメニティを設置すると女性客のイメージUP につながります。
ただ、アメニティに不足があったり、ホコリやごみが付いてたりするのはNG!
設置するからには、アメニティの定期的な交換や掃除も徹底しましょう。
アイディア2:ベビーシートや紙おむつ用ごみ袋の設置
ファミリー層をターゲットにしている飲食店では、 ベビーシートや紙おむつ用ごみ袋の設置を検討 しましょう。
たとえ個室であっても、赤ちゃんのオムツ交換を客席でするのは、感染症の心配がありますし、お客様も気を遣いながら交換することになります。
アイディア3:SNSで話題になりそうな内装
汚い場所というマイナスイメージが強いトイレですが、最近では楽しくおしゃれなトイレもあります。
- 水族館のようなトイレ
- ジャングルの中にいるようなトイレ
- トイレットペーパーが大量に設置してあるトイレ
など SNSで話題になるような、内装のトイレを設置する飲食店 も出てきています。
トイレは清潔であることが第一条件ですが、さらに集客を増やしたい場合はトイレの内装にも目を配るといいかもしれませんね。
まとめ:飲食店のトイレ掃除は効率よくこまめに行う
トイレは飲食店の中で不特定多数の人が出入りする場所です。
トイレが汚いと食中毒や感染症、お店のイメージダウンのリスクが高まります。
忙しい時間帯は、トイレ掃除がままならないこともあるかと思いますが、効率よくスピーディに掃除して清潔を保ちましょう。
まとめ
- トイレ掃除の順番は、上から下、外側から内側が基本
- ゴム手袋の着用、掃除後の手洗いを徹底することで感染症や食中毒を防ぐ
- トイレの清潔が保てるようになったらアメニティ設置や内装にも力を入れる
飲食店のトイレ掃除は、衛生管理の要といっても過言ではありません。
ここで掃除の方法を見直し、清潔感のあるトイレを保つようにしましょう。
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