安心・安全な食品をお客様に提供するには、食材や調理済み商品の温度管理が欠かせません。
なぜなら、温度管理を誤ってしまうと食中毒リスクが高まるからです。
そのため食品事業所では、食材を保管する冷蔵・冷凍庫内の温度管理はもちろんのこと、製造現場の温度にも気を配る必要があります。
しかしながら、温度管理を従業員に任せてしまうと計測漏れや記録ミスなどが発生したり、業務負担に繋がったりするリスクが高まります。
クラウド型の温度計測サービス「温度っち」なら、従業員の手を煩わせず自動で複数個所の温度計測が可能です。
コスパも抜群で、クラウド上にデータが保存されるためいつでもどこでも確認することができます。
今回は、自動で温度を正確に記録・監視・管理をおこなうクラウド型IoTソリューション「温度っち」をご紹介します。
温度っちとは
温度っちとは、月額350円/台~の定額制になっている温度管理のサブスクリプションサービスです。
冷蔵・冷凍庫の温度管理はもちろんのこと、製造現場内の室温の計測から運搬中の保冷車内の温度までありとあらゆる場所の温度計測ができます。
温度っちの機能は温度の計測だけではありません。
計測した温度はクラウド管理され、WEB上で24時間いつでも確認できます。
さらにHACCPの7原則12手順に則った、帳簿の出力や異常が発生したときの報告書作成まで温度っち内で完結することが可能です。
圧倒的なコスパと高品質なサービスで、温度っちは多くのメディアから紹介されています。
温度っちの5つの推しポイント
温度っちは開発時からリリースまでさまざまなスーパーマーケット関係者や食品製造事業所にヒアリングをおこなってきました。
そのため、温度っちは正確な温度計測ができるだけでなく、現場の声に沿った機能や仕様があります。
今回は、その中でも4つの推しポイントをご紹介します。
温度センサーの取り付けが簡単!電池交換不要
温度っちの温度センサー(子機)は、マグネットや両面テープなどで簡単に取り付けられます。
サイズもコンパクトなので、冷凍・冷蔵庫内の場所を取ることもありません。
温度センサーにはリチウム電池を内臓しているため、取り付け後10年間は電池交換不要です。
電池の残量が少なくなると、新しい温度センサーがIoT mobileより届きます。
温度異常を見逃さない通知機能
温度っちは24時間365日、冷凍・冷蔵庫内の温度を監視します。
温度異常が発生した場合の通知機能は次の通りです。
温度異常が発生してから通知までの流れ
- 冷蔵・冷凍庫内の温度異常が発生
- 温度っちアプリの一覧画面にアラートのポップアップが表示される
- 事前に登録したメールアドレスにアラートメールが配信
- メール送信後10分経過してもアプリへのアクセスがない場合は登録した電話番号にAI電話発信
2つの通知で温度異常を見逃さない仕組みとなっています。
また温度異常時には、通知だけでなく原因報告がすぐその場で記載できるよう、報告編集画面も表示されます。
原因と対応者を入力することで、温度っちのシステム内でHACCPに沿った「記録の文書化と保管」ができるのもポイントです。
管理画面がシンプル!誰でも操作しやすい
温度っちはどの年齢層も簡単に冷蔵庫・冷凍庫内の温度チェックができるよう、見た目がシンプルな管理側となっています。
たとえば、こちらは温度センサの計測データの一覧表示画面です。
1画面に最大20台の温度センサーが表示されます。一目で分かるのが嬉しいですね。
各センサーの温度履歴を時系列でグラフ表示することもできます。
また各温度センサーの過去2年分の計測データ(月別)は、ボタン一つでダウンロード可能です。
計測データは、HACCP対応の帳票で出力されるのはもちろんのこと、正常温度・異常温度を色分けして出力する機能や異常温度が検知されたデータのみ出力する機能も備えています。
コスパ抜群で子機1台あたり月額350円~
温度っちは定額制のサブスクリプションサービスです。1日の温度計測回数で料金プランが異なります。
1日12回、2時間ごとの温度計測をするライトプランなら、月額あたり親機(ゲートウェイ)1台1,500円。
冷蔵・冷凍庫内に取り付ける温度センサーは、1台350円で利用可能です。
なお親機1台で最大150台の子機の温度計測ができます。
《温度っちのプラン》ライト | ベーシック | プロ | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
支払い方法 | 年一括 | 月々払 | 年一括 | 月々払 | 年一括 | 月々払 |
温度センサー | 350円(年額4200円) | 420円 | 450円(年額5400円) | 540円 | 500円(年額6000円) | 600円 |
親機(ゲートウェイ) | 1500円(年額18,000円) | 1800円 | 2000円(年額24,000円) | 2400円 | 2500円(年額30,000円) | 3000円 |
1日の温度計測回数 | 12回(2時間毎計測) | 24回(1時間毎計測) | 48回(30分毎計測) |
温度っちは基本使用料はかからず(※1)、温度測定したい場所の数に応じて料金が決まります。
例えば、1施設に10台の冷蔵庫を保有する中規模店舗で、ライトプランを利用する場合の料金はつぎの通りです。
温度っち子機10台導入した場合の料金
- 温度センサー(子機) 350円×10台
- ゲートウェイ(親機) 1,500円
- 月額合計 5,000円
注釈※1
導入事例(ロゴマーク使用)にご協力いただける場合。導入事例掲載不可の場合は、別途システム使用料10,000円/月かかります。
管理対象の機器の台数によって料金が変わるため、今まではコストがかかってシステムの導入をあきらめていた小規模食品事業所も導入のハードルが下がるでしょう。
また温度っちは適宜アップデートも実施しています。直近で実施されたアップデートは次の通りです。
- 〇回連続で親機や子機間の通信不良(データ欠損)が発生した場合のアラート通知の設定が可能に(※〇回はシステムで設定)
- 子機ごとに温度測定をしない日程や時間帯が設定可能に
アップデートは、オンラインで完結するため、発注者側での操作は不要です。
温度っち導入までの流れ
温度っちの導入までの流れ
- ヒアリング(メールまたはお電話)
- 申し込み・契約
- 機器郵送
- 店舗配置・ユーザー研修
また初期設定が不安な事業者様のために、オプションとして登録サポートもしていますのでお気軽にご相談ください。
温度っちでよくある質問
温度っちの推しポイントや機能、導入方法がわかったところで、ここからは温度っちでよくある質問とその回答をご紹介します。
使用できる冷蔵庫・冷凍庫に制限はありますか?
使用できる冷蔵・冷凍庫に制限はありません。
ただし、温度っちが計測できるのは-40℃までなので、それ以上温度が低い冷凍庫では正確な温度が計測できないのでご注意ください。
親機はシガーソケットでの稼働が可能なため、運搬中の冷蔵・冷凍トラックの荷台の温度の計測・データ蓄積が可能となっています。
調理場や作業場などの温度管理にも使えますか
使用可能です。食品工場などの調理場などでご利用いただいております。
冷蔵庫メーカーに制限はありますか?
冷蔵・冷凍機器の使用制限はありません。温度センサー(子機)を設置することができれば、メーカーを問わず温度計測が可能です。
導入イメージをつかむためにも、契約前にぜひ温度っちのお試しください。
手動で温度管理をするリスク
温度っちを使わず、手動で温度管理をすると、次のようなリスクを負う恐れがあります。
定期的な温度チェックを忘れる
冷蔵・冷凍庫内の温度チェックを手動でおこなう場合、機器の設定は不要でコストもかかりません。
しかしながら、日々の温度チェックは現場で働く従業員の負担になります。
通常業務であれば問題なく温度チェックできるかもしれません。
しかしイレギュラー対応や繁忙期などでは、業務量が増えるため、つい温度チェックを忘れてしまう可能性が高まります。
また温度チェックに問題はなくても、記録用紙への記載を忘れたり、誤った数値を入れたりしてしまうなどのヒューマンエラーが生じるかもしれません。
稼働時間外に異常があると発見しづらい
手動で温度管理をおこなう場合、夜間など製造現場の稼働時間外の計測が難しいこともあるでしょう。
その結果、稼働時間外に異常が発生しても発見しづらくなってしまいます。
とくに冷蔵・冷凍庫は、異常があってもすぐに庫内の温度が上がることはありません。
稼働時間外は冷蔵・冷凍庫を開けることがなく、庫内の冷気が外に逃げないため緩やかに上がっていくからです。
その結果、翌朝の温度チェックで異常を確認し、庫内の食材がダメになってしまったということにもなりかねません。
温度っち導入をご検討の方はZoom相談をご利用ください!
イージーハイジーンサイトを運営している【株式会社エッセンシャルワークス】は、温度っちの販売代理店です。
温度っち導入を検討している方は、easy hygine ONLINEより無料の導入相談ができます。
「自社でも使えるのかな?」、「導入前にシステムを操作してみたい」
このような相談も随時受け付けておりますので、温度計測や管理に困っている食品事業所の方は、Zoom相談をご活用ください!

コメント
記事の質問やご意見、ご感想をお待ちしております。
今後の記事執筆の励みになります!お気軽にご投稿ください。